About Ayurveda


アーユルヴェーダの起源は、約5000年前であるといわれています。


アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(Ayus)とヴェーダ(Veda)という言葉を組み合わせたものです。


アーユスは生命、寿命という意味で、ヴェーダは真理、正しい知識という意味を持つことから、「生命の科学」や「生活の智慧」と訳されます。


アーユルヴェーダは、病気の治療だけでなく、さらなる健康や長寿などを目的とするものです。


また、サンスクリット語で「健康」のことを「スッカ」といいますが、これは幸福という意味も持ちます。


つまりアーユルヴェーダでは、健康とは幸福でもあるということ。


そしてその状態であるには、体・心・魂のバランスが取れていることが重要であるとしています。


ドーシャとは

アーユルヴェーダは、すべての物質の基礎にはエネルギーが働いていると考えます。


人の体や心の動きが一日の間や季節によって変化したり、人によっても各々異なることなども、このエネルギーによるものだとアーユルヴェーダでは考えるのです。


そして、わたしたちの体や心の動きの基礎には、各々3種類のエネルギーがあるとしています。


体の基礎となるエネルギーをドーシャ、心の基礎となるエネルギーをグナといいます。


体のエネルギーには、

風のエネルギーであるヴァータ、

火のエネルギーであるピッタ、

水のエネルギーであるカパ

の3つがあります。


心のエネルギーには、

純粋性であるサットヴァ、

動性であるラジャス、

惰性であるタマス

の3つがあります。


ひとは皆、体と心に3つずつのエネルギーを持ちますが、体のエネルギーであるドーシャは人それぞれにその割合が異なります。


本来の割合からバランスが乱れてくると、体の不調として現れるということになります。


一方、心のエネルギーは食事や行動、睡眠などライフスタイルによって、3つの割合が常に変化しています。


そしてそのバランスの変化は体にも影響を与えています。


体は3つのエネルギーの本来のバランスをいかに保てるか、心はできるだけ純粋性であるサットヴァを高く持つことができるかが、いかに健康で、本来の自分らしくいられるかの鍵となるのです。

アーユルヴェーダの鎮静法と浄化法

体のエネルギーの本来のバランスや心のエネルギーのバランスが乱れると、心身ともに不調が現れます。


それに対するアーユルヴェーダの治療は、大きく分けて二つあります。


ひとつは、食事・運動・睡眠・呼吸法・瞑想など、日々のライフスタイルによって、本来の体質や心の性質のバランスを整える鎮静療法です。


これらのバランスが取れると、病気や老化を予防し、体力や免疫力を高めるだけでなく、記憶力や知性を高め、幸福をもたらすといわれます。



もうひとつが浄化療法です。

この浄化法は、身体だけでなく、精神の毒素をも浄化し、本来の状態を取り戻すもの。

代表的な浄化法を、パンチャカルマといいますが、その前処置にあたるものがいくつかあります。


前処置の目的は、ひとの身体を1本のパイプ管に例えると、パイプ管の内側に溜まり、固まってしまったドロドロの毒素や老廃物を、オイルを使って引きはがすことです。


さらに発汗させることで、引きはがした毒素を出しやすくします。


この前処置にはいろいろな種類があり、各々に高い浄化力があります。


これらを経て、中心処置、後処置となりますが、基本的に中心処置はインドやスリランカなどで受けられる治療です。


Ayurveda salon mayaでは、鎮静法ではヒアリングを通したアプローチを、浄化法では前処置のいくつかを取り入れたアプローチを行っていきます。



まずは体や心に溜まった毒素や老廃物を取り除く。


その上で、自分にとって必要なものを選択できること、実際にそれを取り入れられるようになること。



それがすべての基本です。


そして本来のあなたを取り戻せたなら、この人生における大きな意味が見出せるはずです。